犬がいたから
石黒謙吾/集英社

生きていくあなたを、

犬は見つめている。

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2007年11月26日発売
1200円+税/160P+カラー8P



台湾版
2009年11月発売



中国版
2010年1月発売
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集英社の女性誌ポータルサイト「s-woman.net」に連載していた『奏でられた犬』全6話に、
7編のうちの4編は、僕自身の体験です。
母親がいなくて犬に支えてもらった少年時代、
芸大浪人生時代の名曲喫茶のバイトと苦悩、
32歳での警備員生活の時に出会った老婆と犬、
ある日、妻の実家からいなくなった老犬、
と、46年間における節目の鮮烈な記憶を記しました。

犬を軸にした日常に、音楽や音が絡み合い、さまざまな感情を掘り起こします。
カバーはじめ、犬の写真も僕が撮っています。

犬を通して見える、人の気持ちを描きましたが、
連載時のタイトルが「奏でられた犬」だったように、
隠れテーマとなっているのは「音楽」です。

あとがきはこちら
イメージした曲や音はこちら
書評ライター、中島さんの書評はこちら
知人の翻訳家、福光潤さんからの感想メールはこちら

●第1話 裏口にいた犬
[主人公]芸大浪人生 [舞台]名曲喫茶 [曲or音]パッへルベルのカノン [犬]柴犬
●第2話 海の犬
[主人公]大学生 [舞台]海の家のバイト [曲or音]波の音 [犬]ラブラドール
●第3話 夜の犬
[主人公]母のいない少年 [舞台]アパート [曲or音]車のエンジン音 [犬]柴犬の子犬
●第4話 展覧会の犬
[主人公]OL [舞台]美術館 [曲or音]展覧会の絵 [犬]ジャックラッセル
●第5話 工事現場の犬
[主人公]警備員 [舞台]工事現場 [曲or音]あら野のはてに [犬]雑種の老犬
●第6話 君は犬
[主人公]OLと元カレ [舞台]手紙 [曲or音]森高千里の歌詞 [犬]犬に似ている顔
■第7話 知っていた犬
[主人公]親子3代、夫婦 [舞台]田舎の郵便局 [曲or音]ボレロ [犬]雑種の老犬

連載分6話=約10枚(400字)
<■第7話>書き下ろし=約55枚

小説ですが、
1、3、5、7はほぼ僕自身の体験です。
7は、カミサンの家のできごとで、これもほとんど実話なのです。
文・写真:
デザイン:

カバーモデル:
編集:
版元担当(書籍):
版元担当(連載):
石黒謙吾
有山達也
岩渕恵子(アリヤマデザインストア)
石黒先輩
南部麻子
清水智津子(集英社)
岡本正史(集英社)