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HAMMOCK TIME  ゆるゆる犬ゴコロ

第3回

 秋はいいねぇ。ふと、耳をそばだたせるといろんな音が聞こえてくる。虫の声とか、風が葉っぱをなでる音とか……。あぁ、いとおかしだねぇ(と、ここでお茶をすする)。自然の音って、「聞く」というより、ひゅん、と身体に染み入るカンジがいいんだよねぇ。あ〜、しみじみしちゃうな。あ、今気付いたけど、「きく」っていろいろ。目がきく。鼻がきく。口をきく。やっぱり「きく」のは耳だけではないのだな。合点。でも今日は、耳から聴くハナシ。

 自然の音だけでなく、私は音楽を聴いたりするのも大好き。原稿を書いている時もCDを聴きながら、ってことが多い。その時の気分でジャンルにはあまりこだわらず。音楽は“聴くことによって楽しいキモチになる”が基本。「聴いてるうちに、どんよりしちゃった」なんてのは、おならプー。そして最近、よく聴いてるのがこのCD。フッフッフ、ジャケットもいいでしょう? この写真と、『GOOD DOG HAPPY MAN』ってタイトルを見て「これは絶対いいぞっ!」って“速攻買い”しました。

 はい、もちろん。このビル・フリーゼルという人のことは全く知りませんでした。なにやらジャズ界では有名なギタリストだということ。知ったのはほんの最近。何も知らずに聴いてる私ですが、音もとてもよく、気に入ってます。どんなカンジのアルバムか、音を説明するのって難しいのだけれど、シンプルな楽器編成で、ジャズなんだけどブルースっぽかったり、カントリーっぽかったり……。アルバムタイトルと同じ『GOOD DOG HAPPY MAN』って曲もあって、しゃれてていいです。

 −ちょっと語ります−。空が高く、空気が澄んだ晴れた休日。やんわり遅く起きて芝生の広い公園に出掛ける。そこで仲良しの犬とた〜くさん遊ぶ。ボールやフリスビー、かくれんぼとかして汗をかく。で、早めの夕方、ウチに帰ってシャワーを浴びる。そのあと、軽めのフルーティなビールをプハーッと飲みながら、このCDを聴く。これが理想。あぁ、極楽とはまさにこのことでしょう! 想像しただけで弛緩。もう、ゆるゆるです。  このページからみなさんのココロへ、そんなメロディが奏でられたらウレシイのだけど。



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