本のラインナップ(プロデュース・編集関係 − カルチャー系)
本のラインナップ一覧
- [著書]は自分の文章や写真だけで出ているもの
- [共著]は誰かと連名で出ているものですが、役割分担の種類は都度いろいろです。
- [構成]と本にクレジットされているものは、文章は他の人だけど、それ以外の、企画、プロデュース、構成、ディレクション、編集などを手がけたものです。
- [編集関係]は90%以上が、プロデュース、ディレクション、編集までを手がけたものです。
著書・共著・構成系
プロデュース・編集関系
- ナガオカケンメイ
- パラダイス山元
- 石黒由紀子
- アーティスト系
- カルチャー系
- ノンフィクション系
- 小説
- スタイルブック
- 知識系
- タレント関連
- マンガ系
- スポーツ系
- 旅行系
- 食べもの系
- 犬・猫・動物モノ
- 生活系
- 映画関係
- キャラクターモノ
- 流行りモノ系
ブクログで表紙一覧はこちらをクリック
https://booklog.jp/users/1496kengo/
すべてが一覧で並んだページはこちらをクリック
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作った本すべてを版元別、著者別、デザイナー別に冊数カウント
カルチャー系
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もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら
(宝島社)
『ジワジワ来る○○』以来久々に10万部超え! 神田君から「村上春樹の文体だけで様々なシュチュエーションを書く本を菊池君とやりたいんです」とメールが。それはイケルと即電話したが、次は逆方向から、<いろんな文体で1つのこと>がいいと、前年に菊池君のツイートきっかでネットではねている頃狙っていた<カップ焼きそば>で。初版2万部から政策(笑)だった宝島社に、もうドサブカルの復活くると1本釣りで企画通し。 -
もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら<文庫版>
(宝島社)
元本は、朝日、読売、日経、文春から全国書店、SNSまで大反響を呼び、驚きの15万部! そして1年3ヶ月と早めに文庫化。文庫化にあたり、著者2人に5人ずつ新たな人を書いて頂き、正岡子規、落合陽一、J・K・ローリング、川谷絵音など、10人増量の110人に。特製ソースである、田中圭一さんのイラストも、水木しげるタッチの正岡子規、ちばてつやタッチの尾崎豊と、2人がプラスとなっています。 -
もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX
(宝島社)
前作が発売2ヶ月で11万部超えという、仕掛けた僕自身、多少の自信はあったものの予想を超える好結果に驚きでした。で、制作中から第二弾は当然考えていて、ジャスト半年後に刊行。当初、<カップ焼きそば>を何かに変えたく100案ぐらい考え、いったん<鍋奉行>に落ち着く。著者2人に3つほど書いてもらいましたが、やはり<カップ焼きそば>の破壊力には勝らず、なら堂々とまんまに。僕的に初版部数は過去最高の4万部!……。 -
負け美女
(マガジンハウス)
2009年12月に、ツイッターで見つけた著者のブログ。ネタを1話読み終わった瞬間、この人は面白い!大物筋!本イケル!とメール。僕が『Hot- Dog PRESS』にいた頃頭角を現した、故・中尊寺ゆつこさんの雰囲気感じました。初めて本出す人なのでそこそこ断られましたが、11社目で上手く通り刊行に。その後は、雑誌、WEB、ラジオの取材受けから人気に火がついて、あっという間にテレビに出まくりで嬉しい限りです。 -
きんげんだもの
(幻冬舎)
水野しずさんは、僕が荻窪の「6次元」で発想講座をやってる時期、2013年頃に何度か来てもらっていて、『しずカード大全』というZINEをぱらぱら見て「天才だね……」と呟いた瞬間をはっきり覚えています。それから、作品集的な本を作りたいと思いながらなかなか成立までこぎつけられてなかったのですが、2020年11月、ふと見ていたしずちゃんのツイッターで相田みつを風味のコピーを部屋に貼っている写真を発見。その瞬間、タイトルと構成が浮かび、トントンと企画決定まで進みました。 -
念力恋愛
(幻冬舎)
笹さんと知り合って17年目、何度か仕込みつつ成就しなかったプロデュース&編集が実現! しずちゃんの本も7年前にあった時から作りたいのに同じくなかなか成立まで届いてなかったので、感激ひとしお! 奇才お二人の劇薬同士(失礼しました)の化学反応によって、強いエネルギーが放たれるはずと。短歌をヨコ組で大胆な文字組みにしたいと発想して。「プリンに醤油かけるとウニ」という食べ物ネタがありましたが、「火鍋にカツカレーぶっ込んだら天ざる」のような質感の本にしたいと考えました。 -
くさらないイケメン図鑑
(河出書房新社)
企画仕込みスタートは刊行の2年半前。潮さんに<歴代イケメンをいじっていただけないか?>と思い立ち、お会いしたことはなかったのでまずはアポイントから打合せに。企画決定後は順調に書き&描き下ろして頂きました。2Cでいけることになり、僕が思いついたのが、4C×1Cのやり方で<2C×2C>!?というか、台のウラオモテでスミ版じゃないほうの特色を変えるというワザ! 見開きで交互に違う色になるわけです。これは寄藤文平さんにも画期的とお褒め頂いた発明!?となりました! -
ジワジワ来る○○(マルマル)
(アスペクト)
ツイッターで面白いネタを上がってるのを発見し、即アポ!4ヶ月で本に。ただの面白画像集ではありません。コピーのセンスが違います!著書『新しい単位』でヒットを飛ばした、映画監督で演出家の片岡Kさんのすぱっと言い放つコピーで画像の笑いが何倍にも引き上がる。定番の看板系ばかりでなく、状況系、人物系、モノ系、そして動物系の、擬人化して「絶対にそう言ってるとしか見えない写真」のしゃべり言葉が秀逸。とにかく見てください。100%笑えます。 -
ジワジワ来る□□
(幻冬舎)
なんとなんと、前作が4ヶ月で10万部に届くベストセラーになって作ったほうが驚きという、キツネにつままれたかのような展開! 当初から、一度でも重版かかれば第二弾出せるだろうから半年後あたりかなと計画していてまさにびったんこのタイミングで。タイトル、○○の次だから××だろうなんていう予測を超えて(笑)、□□としたところが自分的に気にいってます。巻末の制作裏話対談は、コピーセンスあげるヒントがたくさん。 -
ジワジワ来る猫猫
(幻冬舎)
○○10万部、□□3万部を超え絶好調のジワジワシリーズ。第三弾のタイトルはなんだと言われていたウラを突いて、猫で! 幻冬舎ウェブマガジン連載開始時から大反響で、ならばさくさく出そうと、連載は7回で終え、倍の分量を収録した書籍に。<寝る 飛ぶ 狭い……おブス 意外性 可愛すぎる!>など14のカテゴリーに分けた面白画像、キュンキュン画像が400枚。それぞれに付けたKさんのコラムもかなり面白いのです! -
ジワジワ来る♡♡(ウフウフ)
(扶桑社)
シリーズ3冊で15万部超えての第4弾。「指のすきまから見てね」という帯コピーでお察し頂けると思いますがまあ、いわゆるシモネタです……。このシリーズを進めてきて、Kさんのコピーセンスには参りつつ、シモネタをエグくしないで出していくセンスも凄いなと思ってました。そこで、シモネタに絞ってやりません?とそそのかしました。もし同時に4冊発売したらこれが一番売れたかも!?という面白さ、というか僕好みの路線(笑)。 -
ジワジワ来る凸凹
(扶桑社)
シリーズ4冊目まできっちりと半年ごとに乗せてきて累計15万部突破。愛され続けていたのですが、さすがに続いてるなと思い、著者のKさんと話して、自主的に止めてました。しかしまたあの作ってる楽しさ思い出すと火が付き、1年8ヶ月ぶりに第5弾を! Kさんのコピーセンス、安定の炸裂ぶりです。恒例のオマケネタ、今回は、Kさんのチャレンジ!「長編小説 ジワジワ来る」長編小説といいながらたった8400字というあたりからジワジワ来てください。 -
ジワジワ来る関西(WEST)
(扶桑社)
3年間で5冊(+文庫1)刊行し、累計20万部突破となったところで画期的な試みを。まったく同じシリーズ本ですが、なんと、著者が違います! 吉村さんはかなり昔からそのお仕事ぶりをリスペクトしてましてこの春、街ネタで本を作りたく、上京のタイミングに合わせて打合せ。関西の街を歩いて30年の吉村さん、持ってるネタが活きてます。活き作り。恒例のオマケネタは、片岡Kさんとの対談と、関西街ネタのあれこれコラム。 -
全日本失敗写真選手権
(ワニ・プス)
2020年11月下旬、ツイッターで盛り上がるハッシュタグ「#全日本失敗写真協会」を見て「これは本にしないと!」と、見て5分後にw、ワニ・プラスの宮崎さんに電話。すると2日後にテレビ番組で取り上げられるという幸運。となって即企画決定が降りて4ヶ月後に刊行。200を超える画像及び投稿のコメントはしっかり許可をとっての掲載です。企画通したあとは、全体構成、写真順番大きさなど決め、そして一言コピーを書きました。さらに、元気になれる格言も調べて10個厳選し掲載。 -
凄い!ジオラマ
(アスペクト)
2014年9月、ネットでで拡散中だった荒木さんのジオラマ写真をツイッターでみつけブログ探し、あまりのハイクオリティに驚嘆しその場でアポ。子供の頃、ジオラマやっていたので燃えて作りました。最初に設定した狙いは、作品集にはせずに、プラモデル好きなどとはまったく別世界の方々で「会社帰りのOLが思わず手に取りレジに持っていってくれる本」。カラーとモノクロ交互に半半で、文章もぎゅっと。これがまたいいのですよ! -
凄い!ジオラマ[改]
(誠文堂新光社)
2015年に出た『凄い!ジオラマ』はかなりの評判を呼び、重版も6刷までと売り伸びました。アスペクトの未払い問題ありまして(笑)いったん絶版として、他社で再刊行にこぎつけました! A5判をB5変形に変え、カラーとモノクロ半半で文章収めていたのを、オールカラーに。なので、大きな写真で細部もばっちりわかる。写真の点数も増。メイキングやコラムもよりわかりやすく改稿。特別附録にペーパークラフトも付くなど、大幅に増補、改稿した保存版となりました。 -
作る! 超リアルなジオラマ
(誠文堂新光社)
『凄い! ジオラマ』で大反響を呼んだ、荒木さんの第2弾は、ジオラマ愛好家&これからやってみようという人向けのハウツー系で。とはいえ、既存の、シンプルなノウハウオンリーの書籍とはひと味違い、荒木さんらしい視点、発想、工夫、テクニックのディティールなどを、自ら撮った写真&描いたイラストでわかりやすく解説。僕が燃えたのは、マニアックながら(笑)、<作る>の全道具150個公開! わくわくします。 -
駄菓子屋の[超リアル]ジオラマ
(誠文堂新光社)
和風建築の基礎知識を調べ、図面を引き、駄菓子屋を訪ね歩き、ゼロから1人で1年がかりで作り上げた、1/24スケールの駄菓子屋ジオラマ作品。画像点数、なんと800カット!に詳細な制作工程解説。それを写真に収め、原稿執筆……。その魂が僕にも伝わってきて、著者脱稿から丸々3ヶ月、調べつつ原稿整理しつつの編集作業が続きました。この膨大な情報量を見やすくかっこよくデザインしていったデザイナーの穴田淳子さんのセンスと粘りにもただただ頭を垂れる次第です。。。荒木さんの叡智が凝縮された出版の歴史に残る、労作・快作だと思います。 -
ステキな広告ジオラマ
(誠文堂新光社)
2014年にFACEBOOKのシェアで荒木さんの作品を知って即メール。以降、荒木さんの本を4冊作ってきて、SNSでの活動報告を見ていてふと気づいたことが。「あ、この広告や展示系関連の作品だけで一冊いける!」と即メールで打診したのが2017年末。昨年まで僕が追いつかず3年と少しかかってしまいましたがその分、荒木さんの広告系作品も大充実していったので、本としてはむしろいい結果になりました。 -
純喫茶へ、1000軒
(アスペクト)
2年がかりでプロデュース・編集。発売10日で重版と絶好調。金沢の純喫茶に3歳の頃から行っていて、上京後3年半名曲喫茶で働いた。ひとかたならぬ思い入れがあるからこそどうしても残したかった本。そんな想いをこの本のうしろに、解説的エッセイとして4Pで記しました。タイトルは、数を出すという大胆な作戦を思いつき斬新さとインパクトを狙って。1300軒と聞いた衝撃がいかに純喫茶を愛しているか伝わると思ったから。 -
昭和ぐらしで令和を生きる
(303BOOKS)
刊行決定から取材終わりまでは、企画した僕自身が、ここまで凄い本に仕上がるとは想像していませんでした。平山さんご自身のお宅やファッションは十分わかっていたからこそ推進したのですが、友人のみなさまの、超絶なまでの昭和没入愛、昭和探究熱に驚嘆しました。MACの前で写真を見て原稿を読み見出しを付けるなど編集作業をしながら、「へー!」「すげー!」と一人声を出しっぱなし。凄まじい情熱にこうべを垂れました。 -
昭和遺産へ、巡礼1703景 〜47都道府県108スポットからノスタルジックな佇まいを
(303BOOKS)
2014年7月。ツイッターで平山さんのブログを知ってお声がけしてから、6年半かかって刊行にこぎつけました。その年月分、思い入れもひとしおです。僕も昭和テイストなものはあらゆるジャンルで大好き。でも、自ら全国巡るほどの根性がないわけです。だからこそ、「偉業」を遺している平山さんを心からリスペクトします。これで、『昭和歌謡<出る単>1008語』『純喫茶へ、1000軒』と並んで、自分がプロデュース&編集した<1000の昭和三部作>となりました(笑)。 -
昭和喫茶に魅せられて、819軒
(303BOOKS)
刊行へのきっかけは、2022年初夏にふっと浮かんだ「昭和喫茶」というネーミング。メディアや書籍等でよく言われていた「純喫茶」は言葉として確立はしていたものの、「おしゃれ」さなどない、飾りっ気もない喫茶店をカテゴライズするキーワードは定着してはいなかった。だとしたら、ちょっと引いてしまうぐらい古かったり、スナックとも食堂とも明確に区別できないような、ベッタベタな喫茶をくくって「昭和喫茶」と打ち出す本を残したいと考えました。 -
昭和の商店街遺跡、撮り倒した590箇所
(303BOOKS)
Twitter「昭和レトロ香ばしい町並み」を知ったのが2023年の1月12日。そこから、企画仕込み〜編集作業までスームズに進み、8ヶ月で刊行に。303BOOKSの「昭和偏愛シリーズ」として、この2年半で『昭和遺産へ、巡礼1703景』『昭和レコード超画文報1000枚』『昭和喫茶に魅せられて、819軒』と3冊作りこれが4冊目。僕自身の中に息づいていた「昭和魂」みたいなものがバアっと花開いている感じ。このあとも2024年は2冊予定。 -
昭和ディープ街トリップ、353カット
(303BOOKS)
明里さんの活動を、ツイッター経由のブログで知ったのは2021年6月。彼女がまだ大学生でした。コロナ中で、オンラインでやりとりして企画仕込みスタート。2年後の夏、303BOOKSで昭和シリーズを作らせていただいてる流れから、同社に企画通したらすんなり決定。そこから正式に作業開始となり2025年1月に、3年半目で刊行。さすが小学生の頃から古い建築物や郷土史の研究を進めていただけあって“本物感”が素晴らしい。 -
昭和レコード超画文報1000枚
(303BOOKS)
チャッピー加藤さんのドーナツ盤マニアぶりはよく知っていたけど、その熱情を本に残したいなと思い立ったのは、ヒデとロザンナのぐっとくるエピソードをチャッピーがSNSに書いていた2021年1月13日(伊藤蘭さま誕生日!) 半年を待たずに刊行。1000枚という途方もない数、よくぞ書いていただいた。2018年にも『昭和歌謡出る単 1008語』という本を企画プロデュース&編集したのだけど、著者の田中稲さんに1008語の用語解説を書いていただき、もうこんな★無体な提案はやめようと決めたのに2年後に自主的戒律崩壊。申し訳ない……。 -
昭和歌謡[出る単]1008語
(誠文堂新光社)
田中さんの執念とも言える怒濤の用語集、たいへんな労作です!歌謡用語の本を作りたいと提案メール頂き、1000という数字なら迫力出るなと進め始めました。そんな狙いから思いついたタイトルの「出る単」はもちろん、昭和世代のバイブル『試験にでる英単語』インスパイア。上村一夫さんの作品を使わせて頂き本を作りたいと考え始めたのは5年以上前。この企画はど真ん中と考えていたので、デザイナー・寄藤文平さんとの打合せで打診したら、すごくいいですねと言って頂き、すぐに申し込んで成立しました。 -
モダンガールのスヽメ
(原書房)
「2014年11月、ツイートで<日本モダンガール協會>と淺井さんの活動を知り、その生き方の徹底した姿勢に心揺さぶられ、レトロ全般が好きな僕としては本に残さねば!とすぐにメール。1年と3ヶ月とまずまず順調に。本作りの過程で、文章、文字遣い、写真の選択など隅々まで<この時代をしっかりと残したい>とのこだわりが感じられました。デザインは、この方しかいない!と、守先正さんに、雰囲気ばっちりで仕上げて頂きました。 -
女の節目は両A面
(TAC出版)
2014年に、豊かさとシャープさが共存したすばらしい文章に感服していた岡田育さんが「女の節目」について書いたらいい本になるだとうなあと提案し、WEB連載から仕込み、6年後に刊行に至りました。その間、岡田さんは結婚〜NY移住。時が内容を熟成させた芳醇な一冊に仕上がりました。タイトル通り、岡田さんの<これからの人生>については前からタテ組み、<ここまでの人生>については後ろからヨコ組という<両A面>の大胆な構造としました。 -
浮気とは「午前4時の赤信号」である。
〜幸せな結婚と恋愛のリアル法則〜(ワニ・プラス)
売れっ子放送作家・すずきBくんとは『HotDog PRESS』時代からのおつきあい。3年前、日々、BくんFACEBOOK投稿を見ていて、あまりに面白く「ぜひ本にしましょうよ!」と声をかけ、<女性に読んでもらう本>としてディレクションをスタート。<女のためになることを、男の立場から、腹を割って書く>を主眼におき、斬新でリアルなネタや言葉がぎっしり。さすが放送作家!というエンタメでサービス精神が詰まった読み物に。 -
旅と雑貨とデザインと 〜センスがつながるくらし方〜
(ダイヤモンド社)
ユカさんの「スーパーマーケット」本を2冊作ってる中、原稿の面白さや、センスの通り方をリスペクトしていました。で、旅、雑貨、デザイン、それぞれのユカ本はあるものの、全部ひっくるめた、世界で見たアレコレから、モノ選びやデザインのセンスそのものをまとめた本がないので、写真と原稿半半でやりませんかと提案。初めて打診してから3年4ヶ月かかりましたが、ワクワク、面白く、美しい本に仕上がりました。 -
さんぽで感じる村上春樹
(ダイヤモンド社)
荻窪のブックカフェギャラリー「6次元」は、毎年10月に開催されるノーベル文学賞発表イベントの中継で、ハルキストには有名な存在。6次元を運営するお2人による、<100万人ハルキストに贈る、脳内さんぽBOOK>。収録写真431点! 33のMAP付き濃い内容だけど、おしゃれですっと読めるナイスな仕上がりに。これ読んでると、作品読みたくなりますよ。刊行の1週間前に、文春から短編集が出るという奇跡のタイミング! -
人が集まる「つなぎ場」のつくり方
〜都市型茶室「6次元」の発想とは(阪急コミュニケーションズ)
6次元の存在はずっと前から目にも耳にも入って来て知っていましたが、ナカムラさんに初めてお会いしたのは2013年アタマ。僕の分類王著書や、編書をリスペクトして頂いたこともあってその場で意気投合。僕の講座「チャート発想・編集思考ゼミ」を月一で開催していただけることになり、「まずは6次元の本作りましょう!」で10月刊行。作ってみてあらためて思いました。「ナカムラさん、凄い!」もう、見出しの1本1本が、コンテンツになり得ます。分析眼、見識が、深い。 -
好辞苑
〜知的で痴的で恥的な国語辞典の世界(幻冬舎)
「知的な構造笑いネタ」「役に立たない見立て」1というマニアック路線で15年来の盟友、高井くん。お互いに作品をリスペクトして仕事もご一緒してたけど、僕が著書をプロデュース・編集したのは初。雑誌で連載したものを見つけてまとめたのですが、超大好きな路線であり大満足の一冊に! タイトル、サブタイトルを思いついたときにイケル!と思いました。デザイン、川名潤さんの、イラスト画像収集&入れ込みが素晴らしい! -
スマホで超カンタンな特撮 〜ポートレートからミニチュアまで「映像監督気分」の撮影テク〜
(誠文堂新光社)
『凄い!ジオラマ』の著者、情景師アラーキーさんの紹介から、映像監督Tacさんの本を。なんでもデジタルで画像を加工できる時代だからこそ、アナログの工夫でクリエイティビティは伸びていくと考えてますし、スマホ動画、自撮り、などにもインスタ映え的で時代にマッチと企画通し。水槽に絵の具を落として富士山噴火とか、たまらない!と、子供の頃しびれていた特撮の本で、趣味的にわくわく楽しみながら作りました。 -
赤猫リブ・リビィの “強くなれる賢者の言葉”
(扶桑社)
2013/3にツイッターでみつけた、創作言葉BOTがとても深くすばらしかった。厳しいのに、本質を突いたやさしさが滲み、心に刺さってきました。となればその言葉で元気づけられたり、いやされたり自省したり、人生のターニングポイントになる人もいるだろう。とすぐにアポ。イラストは、縁あって一緒に仕事し始めた小林祐子さんが、絵本で、なかひらまいさんの絵を見つけて。装幀は川名さんがまさにイメージ通りに。 -
このツイートは覚えておかなくちゃ。
(講談社)
博報堂の『広告』の編集長もやっていた嶋さんの本。彼がよく飲みの席で披露するトリビア的ネタをまとめたら面白いなと思ってたら、ツイッター上でそれをつぶやき始めて。最初は「へえー」程度だったのですが、半年ほど経ち「あ、これまとめればいいんだ!」と気付き本に。雑学ってお勉強感が漂いがちですが、これは身近でかつ、さらっとしてるので、帯に「ボサノバ的ザツガク」。555ネタ全部についてるイラストが温度低めでいいんですよ。 -
ニッポンの境界線
(ワニブックス)
博報堂の雑誌『広告』の人気連載のまとめ。役に立たない方向に血道をあげるという、僕がもっとも香ばしく思うネタとなればそれはもう! 今は博報堂から独立したコピーライターの磯部さん率いる“線引き隊”は6名。日本海と太平洋の境界線のネタで、数人が海に浮かんだ写真のバカMAXのインパクトにまずやられました。でも、そこは一流代理店マン。ただ遊んでるわけもなく、しっかり腑に落ちる分析結果を毎出してるんです。 -
ファミリーコンピュータ 1983-1994
(太田出版)
史上初! ファミコンのソフト現物を全部写真で出した本。東京都写真美術館の展覧会に伴い、任天堂が美術館に全面協力ということで不可能が可能に! というか書店売りもしてる公式図録です。執筆は強力な『CONTINUE』ライター陣、ってことは版元は太田出版。造本・撮影を松本弦人さんが手がけています。インタビューで糸井重里さん、宮本茂さん、堀井雄二さんなど大物もたくさん登場。すさまじくエネルギーかかった価値本。 -
ローカルヒーロー大図鑑
()
ある版元の方がやりたい企画で、制作のお話いただいた降って湧いた企画。色校が出てたのに版元の事情でいったんお蔵入り。その後しばらく他を当たっていても決まらなかったんですが水曜社さんが、ローカルヒーローを取材していて逆輸入のように刊行に(笑)。作るポイントは「ベタ感」だなと、あえて昔の子供向け雑誌のテイストにしようと、スタジオギブの山本さんに伝えたらうまく仕上げて頂きました。予想外に引きがあって驚き! -
シブヤ系 対 カマタ系
(ぶんか社)
タルコフスキーの研究の第一人者、映画評論の馬場広信氏による、歴史研究と現代世相を結び付けた、ハイパーカルチャー的な考察読みもの。江戸時代以降の東京西南部の街の特徴を検証し、そこにコギャル文化への道筋を見いだしていく。ベタな部分を抜き出すと、<渋谷で遊んでいるシブヤ系のコは、実はカマタ系だった>とか。電鉄の違い、地域ごとの財閥の関わり、さらに古地図を使ったアカデミックな読み解きは知的でオモシロイ。 -
色っぽいキモノ
(河出書房新社)
これは実用書ではなくカルチャーな読み物です。といっても知的好奇心を満足させる意味で、色、柄について、書物、映画のことなど、イラスト、図版、写真などビジュアルはたくさん盛り込んでいます。著者の井嶋ナギさんは、普通の着物愛好家ではなく、生き方そのものに“粋”を追求しているカッコイイお姐さん。デザインしていただいた高木千寿さんの紹介でお会いし、見た目の女子っぽさと仁侠世界好きっぷりのギャップに驚き! -
兵庫のおじさん語録
(講談社)
この企画のテイスト、コメディクリエイティブを邁進する放送作家、プロデューサーの須田泰成さんの本領発揮モノ。破天荒な豪快キャラ、兵庫のおじさんの人生相談とそこにちりばめられた珠玉!?のぶっちぎり語録をピック。針を振り切って彼方へ飛んでいく論理展開が麻薬的。須田さんが原稿、僕が編集していた『KING』(講談社)の連載をもとに加筆、構成しました。アニメDVDの声は、松尾貴史さん、春風亭昇太さんと豪華。