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2014.2.21 すべらない偉人伝

リプニツカヤの愛犬の名前が、チェ・ゲバラということで人物解説を。

リプニツカヤの愛犬の名前が、チェ・ゲバラということで
『すべらない偉人伝』で書いた人物解説を。

チェ・ゲバラ(1928年〜1967年)
Che Guevara

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キューバ革命を裏方として支えたグルメ評論家。アルゼンチンの裕福な家庭に生れたチェ・ゲバラは、幼い頃から喘息に苦しめられた。そのくせ気が強く、サッカーやラグビーなど激しいスポーツが好きだったが、よくプレイ中に発作を起こして、くやしさのあまりひとり「チェッ! チェッ!」と舌打をしていた。それがクセになり彼は一生、舌打して生きていくことになる。大学では医学を学んだが、その頃、南米諸国をバイクで巡りマルクス主義と料理に傾倒していく。その後、のちのキューバ首相、カストロと出会い、ゲリラたちに夢を与えるグルメ評論家としてキューバ革命に参加。カストロと革命戦士たちを食の立場からバックアップした。特にゲバラが得意とした料理の評論ジャンルは焼き肉であった。パワーと忍耐を要求されるゲリラ戦においては、焼き肉はもってこいのメニュー。ゲバラは、日々、世界の焼き肉屋の評論を書き続け、同志たちに希望を与え続けていった。しかし彼の中ではどうしてもぬぐいきれない空虚感が残っていた。どれだけ食べても、理想のタレに辿りつけなかったからである。そこでゲバラは、全世界の共産主義者に依頼し各国の焼き肉のタレをお取り寄せした。そしてある日つに、究極のタレに出会う。それは日本共産党から送られてきたものだった。ゲバラは、なぜこんなおいしいタレが資本主義国家のものなのだと悔しがった。そして舌打を繰り返したのだった。「チェッ! エバラ食品の焼き肉のタレかあ……」そのことばは周りの人に「チェッ、エバラ焼き肉のタレ……」「チェ・ゲバラ焼き肉のタレ」と聞こえたようで、それが日本のメーカにまで伝わり、キューバ革命の英雄となった彼の名声を現在の商品名にしたようである。なお、オーラで有名な、ゲバラ啓之は彼の霊が乗り移った人物という説が有力。また、チェ・ゲバラの娘が、韓国の人気女優、チェ・ジウということもあまり知られていない。

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