著書『あいつの気持ちがわかるまで』＜二番煎じ＞嫌いの進め方
昨年はプロデュース・編書に追われていたので１年ぶりに著書が出ます。
『あいつの気持ちがわかるまで』
★対人関係のキモが見えてくる言葉と写真。
いやされながらコミュニケーションのヒントを。
〜愛 恋 友情 結婚 家族 同僚 仲間〜
西洋のぐっとくる普遍的なことわざにハマった、
犬猫中心にしたこれまたきゅんとくる動物写真をマッチング。
２０冊のことわざ本、３０万点の写真からセレクト。
そこに、僕のメッセージコピーと原稿。
さらに、ことわざにハマった内容の映画紹介を
稲田豊史さんに書いて頂きました。
ちなみにタイトルはキャンディーズの歌詞。
この本、１３年目のなんとも言えない縁から出来ました。
２０００年４月、早稲田卒業したてのQちゃんこと九内俊彦くんは、
うち=（有）ブルー・オレンジ・スタジアムに入った。
２年近くいてその後、フリーやら飲み屋やら（笑）やってから
昨秋、宝島社に編集者として就職！なんと３７歳の新入社員。
で、僕と仕事できることになり連絡くれたといういきさつから。
１１／１３に、この話しが出て３ヶ月後、
２／１５、僕の５３回目の誕生日に発売に。
うちのサイトでの内容紹介は→ココ
僕のブログでの紹介文は→ココ
最初の話しは、
『人生はワンチャンス! 』『人生はニャンとかなる!』という本が売れているので、
似たラインで、犬の写真と四字熟語で本を、ということから始まった。
しかし、何よりも＜人まね＞が嫌いな僕。
いったんは「それは、一番ないな〜」と思ったのですが、
Qちゃんからの話しということで、ここで、かたくなにならないよう
発想の転換をしてみました。
その２冊の著者である、水野敬也さんにはお会いしたことはないですが、
版元の担当の方が同じで話しを聞いていて、
売れるものを作ることにかけてすごいなあと敬意を持っていました。
さらに、その２冊のデザインを手がけた、寄藤文平さんとは
しょっちゅう装幀をお願いしているツーカーの間柄。
ということもあり、宝島社らしい（笑）こういうオファーに対して、
どうやって違ったものに仕上げるかも、
自分としての新しい腕の見せ所ではないかと。実験的でもあるし。
まずは、四字熟語は女性にはイメージが固すぎるので
ことわざにしよううと。それもこの際、日本のはナシにして
西洋の、それも、なるべく古いものでいこうと決めた。
次に考えたのが、＜本のテーマの絞り込み＞。
これは＜対人関係＞というキーワードでいこうと。
そこでぱっと出たたのが、このタイトル。
えっと、わかる人にはわかるのですが、
キャンディーズの歌「ハートのエースが出てこない」
の歌詞の一節なんです。
テーマに合わせて、では写真も、２匹の絡みを中心にしました。
さらに犬猫中心ですが、そこに限らず動物全般まで広げて。
次にオリジナルのコピーではなく、西洋の格言と写真を絡ませようと。
僕のコピー的メッセージと原稿は裏面に。
そして、本題プラスαとして何か加えたいとぼんやり考えて、
３日めぐらいにふっと思いついたのが
「ことわざと写真に合った映画を紹介する」
これは僕程度の鑑賞歴ではいいものにならないと思い、
元『キネマ旬報』編集長でもある、映画に詳しいライターの
稲田豊史さんに６０本の紹介文をお願いしました。
と、ここまでイメージを固めてからデザイナー川名潤さんに依頼。
この前には、真似したくないからこそ、
すべての経緯を、前もって、寄藤さんにも電話で説明しておきました。
これで気持ちよく実験に入れると。
川名さんにもぶっちゃけ伝えてました。
川名さん、寄藤さん共に知ってる間柄であり
ふたりとも僕もよく仕事しているので
川名さんは、違う見せ方に苦労させてしまいました。
そりゃそうですよね。。。
難題を、、、恐縮。。。
結果、ヨコ組みでなく、タテで読み物のテイストも出し、
カバーも写真を大きめに使う、マットでなくグロスにする、
など、デザイン面、作りとも、かなり違う仕上がりに。
具体的な制作作業としては、
まず２０冊の本から、自分がグッとくる、対人関係に関わる格言をセレクト。
そこから、膨大な動物の写真を見ながら＜これはハマっている！＞という写真をチョイス。
すごい時間をかけました。
最後に、自分のコピーと原稿。
コラムは、文体も変えてアクセント的に。
なかなかいい出来映えと満足しています。
売れている２冊に比べて、
テーマを絞ったり、あえてことわざをメインにするなど
売りやすさ考えたら、逆向き=狭いほうに向かっているので
結果はどうなるかわかりませんが、
これが＜人まね＞＜二番煎じ＞＜パクリ＞嫌いの
ぎりぎり折り合える矜持というところです。
２／１２，１３は、１年ぶりに３度目の＜怒濤の書店周り５０軒＞やります！
応援よろしくお願いします。
『あいつの気持ちがわかるまで』
★対人関係のキモが見えてくる言葉と写真。
いやされながらコミュニケーションのヒントを。
〜愛 恋 友情 結婚 家族 同僚 仲間〜