2択思考は、デジタルでなくアナログ
2週間もブログを、
スポニチして…いや、サンスポして…いや、放置してしまいました。
いま長い本をまとめてまして、そんな時は書くことに対して
滅入るというか変な精神状態なんですね。
それは集中しているとかいうかっこいいものでなくて
基本は淀んだ気持ち、色ならグレー40%。
本当は「書く」と言う作業が好きじゃないからなんです。
自分の考えやアイデアをアウトプットするために本にするとか、
残したいものをパッケージするとかいう目的は楽しいのですが、
書くと言う「手段」が好きなわけではない。
子供の頃から絶対日記とか書かなかったしなあ。
絵を描くことはたぶん「目的」ではなく行為そのものが楽しいので向いていると思う。
そういう意味ではかなり無理をして生きているんだろうなと。
薄々感づいていましたが、ここ2〜3年ずしりとその思いが染み込んできました。
キャンディーズがきっかけで雑誌を好きになり、
芸大油絵3浪で絵を仕事にすることをあきらめどこに進もうかと思った時に
じゃあ慣れ親しんでいる雑誌に関わる方向かな、
国語の成績は他の教科より断然良かったし、というか他がひど過ぎたし、
ぐらいの残された選択肢から、消去法的に選び、希薄な動機で進んだ道。
なんとか食いつないできましたが、
アートや野球のように接する時間そのものがわくわくするわけじゃない。
書こうと思っていたことと全然違う入りになってるようにみえて
これは関係大有り。
選択、消去法、好き嫌い、
など自分の人生と決断について考えるのは面白い。
そこを、主観ではなく客観で、上下軸ではなく左右軸で捉えたいのです。
3週間も風邪ひいてプチ鬱になり、やっと復活絵里。
その後もブログに気がいかずなんとなく滞ってましたが、
あさって新刊が発売になることもあり、リスタートします。
明日、明後日の2日間で、書店周り40軒行ったりするので
ガツンと続けるのは週末ぐらいからかな。
で、長いトンネルを抜けるとそこは本題だった。
『2択思考』という本が、明後日21日に発売になります。
↑ 寄藤文平さんのデザイン。大胆に白と黒!のみ。2択っぽい。
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「はじめに」の全文←はココ
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「2択思考」についての本を出すんですというと
「ああ、究極の選択みたいなのってオモシロイですね」
といわれるのがほとんどでしたが、実はそんなデジタルな考え方ではなく、
とてもアナログな思考メソッドなのです。
考え方のイメージとしては
<散らばっているものから2つを選ぶ>
のではなく
<長いヒモから境目を選ぶ>
という感じ。
さらに石黒的2択思考の肝心なポイントは
<いい・わるい>ではなく<好き・きらい>
で考えていきましょう、です。
自分自身の価値判断の中では<相対>で比較、判断しますが
他社との間、社会の中では、<絶対>で自分だけの尺度でものを捉えましょう。
ということで、それにより、コンプレックなどはなくなる。
いきなりちょいと哲学的な話になっちゃいましたが
本にはもっと身近なわかりやすい例ばかりでまとめてあります。
2択について書いてたら面白くなってエンジンかかってきました(笑)。
ちょうど発売のタイミングなので、
しばらくの間、2択思考の短期連載といってみます。