キャンディーズ解散宣言から33年、日比谷野音に集う
昨日は7/17。
推定全国300万人の潜在的本気なキャンディーズファンにとっては、
ファイナル後楽園の4/4と並んで大事な日。
日比谷野音のステージ上で、キャンディーズは解散宣言をしたのです。
4/4が正月ならばこちらはお盆というテイ。
その日から33年経ったわけですが、
7/17には、それ以降毎年ずっと、どこからともなく
我々全キャン連はじめファンが日比谷野音に集まってくるのです。
4/4は、後楽園→東京ドームで。
集まっても特別何をするわけでもなく、ただ同志で語るだけ。
じゃあなぜわざわざ出かけて行くのか?
そこに、3人と自分、そして共に応援した仲間の青春が今でもあるからです。
33年前の7/17は日曜日でした。
僕は高2で金沢にいました。
全国で100ステージ見て重要なものはかなり見てますが
この日は東京に行ってないのです。今でも見逃したことの悔しさが蘇ります。
まだ夏休み前だった。
夏の全国縦断ツアー「サマージャック77」の初日がこの日。
僕と仲間は、8月に入ってすぐの梅田コマ劇場、京都などを続けて見ていく
段取りでチケットなど抑えていて、
いくら初日とは言え1ステージに日帰りで東京往復
(夜行の能登号で東京往復で、朝6時に金沢着が基本だった)
は資金的にも断念してました。
しかし! よく共に行動していた星稜高校キャン仲間の一人
スー派の大井君が、何を思ったか、一人で見に行っていたのです。
夜10時前ぐらいだったか、ミキ派のゆうじ君から家に電話が。
「ケンゴ! キャンディーズがやめるって言うてんて!
よくわからんがやけど、6時に大井が帰ってくるさけ、うちに集まっぞいや!」
携帯もメールもネットもない時代。
大井君は、ライブの喧騒を抜け出すと野音周りにあった公衆電話に直行。
すごい行列だったとか。
そして、10円玉しか使えない電話機で
ポケットに入っていた60円でゆうじ君宅に電話。
東京から金沢まで60円で話せる時間は一瞬だったはず。
<やめると言った>という最低限の情報をゆうじに話し
みんなに電話してと伝えて切れた。
朝、高校の近くにあった(春日町)ゆうじ宅に集まったキャン仲間4人。
絶望感からすぱすぱタバコ吸いながら(笑)2時間ほど話してたけど
<9月でやめます>と本人が言ったこと以外にはまったく状況がわからず
ただただ茫然、頭まっしろで
「おれたちこれからどうしよう……」
と考えていたことしか覚えてません。
おととしの4/4,
<全キャン連大同窓会2008>で2000人が集りその勢いで
またキャンファンのボルテージが上がったことで、
おととし、去年は、50人以上が集まってきました。
何もやっていない夜の日比谷野音の正面入口で、
IPodで曲をかけたり、シート引いて酒盛りしたり、
ギター等で歌ったりの人もいて。
一昨年は、盛り上がったところで、30人でカラオケに。
キャンディーズだけ2時間、全員で応援コール、紙テープの、40代〜50代。
バカです。
去年も20人ぐらいで居酒屋行きました。
今年は、他の場所でキャンディーズカバーバンドのイベントがあったこともあり
少し参加人数減りましたが、それでも飲みにいったのが15人も。
一昨日、去年と、7/17が平日だったので
野音のライブ等はなかったのですが昨日は土曜でありました。
エレカシです。
うちら陽気なエレファントカシマシ娘です。
なので、6時に着いたら爆音の生宮本浩次声。
外からなので、髪をかきむしる仕草は見えません。
中からでもそれは見えないような気もしますが……。
入れないエレカシファンが会場を取り巻いて座ってます。
我々が徐々に集まってくると見た目的に浮いてます。
でもエレカシファンもさほど若くないので
あれ? こ、この人たち、いくらなんでも、ち、違うよね?的な視線。
なので昨日はなんとなくキャンファンが集まってきたところで
1時間もしないうちに早々と有楽町ガード下界隈で飲みに。
一般の人にはまったく通じないネタで終電ぎりぎりまで飲んでました。
濃かった語った楽しかった。
普通の男のおじさんに戻りたくない!
僕たちは幸せです。