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2010.2.3 すべらない偉人伝

「すべらない偉人伝」の説明

2009/9に出した著書 『すべらない偉人伝』から立ち読みどうぞ。

イラストは、五月女ケイ子さん

ミケランジェロと下着の関係は?
シェークスピアが読んでいた日本の雑誌は?
フビライハンのが屈した料理とは?

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【映像版!】デタラメ偉人伝

大日本生ゲノムー須田泰成さん
僕の原稿をもとに制作し、携帯動画サイトで13回連載しました。
読んでくれたのは、「男子はだまってなさいよ!」 「ONアベックホームラン」
などでおなじみ、役者の大堀こういちさん
僕はかなり重症の大堀フリークなのです。
大堀さんのブログはこれ。

第1回、ミケランジェロがココで見られます。

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私たち人類の、生命、叡知、科学、文化の繁栄……
今あるすべての恵みは
あなたたちが、もたらしてくれたものです
ここに永遠の感謝を捧げます

はじめに

現在まで語り継がれてきた、幾多の偉大な人々の足跡、生涯、功績……、
果たしてそれはすべてが真実なのだろうか?
人生の大半を世界の歴史研究に費やしてきた私の脳裏に、
そんな小さな疑問が芽吹いたのは14年前、
30代も半ばにさしかかろうという頃でした。
そして、出多羅芽大学人文学部の深い御理解を得て、研究室の助手、ゼミの学生と共に、
偉人伝に関するプロジェクトチームを発足させ、今日まで研究を続けて参りました。
専門分野の世界史はもとより、
考古学、文学、芸術、自然科学等アカデミズム全般に対峙し、
既成概念を捨て、真実とされてきた記録に疑問を投げ掛ける日々。
そして徐々に、多くの先達の、伝えられていた姿よりもっともっと“人間臭い”
さまざまな側面が浮き彫りになってきたのです。
そんな、30人の偉人の新たな足跡を記したのが本書です。

彼らの生涯は、とにかく徹底的に「すべらない」ものでした。
中でも、見いだされた共通点として「名前」があります。
やはり持って生まれた運命の強さとでも申しましょうか、
名付けられた言葉そのものが、彼らの、
人類という生命共同体における重要な部分を担う高いポテンシャルを、
予め示していたかのようであります。
また、多くの人に、新たな日本との関わりが明らかになったことも、
私たちが掘り下げた研究結果の特徴と言えるかもしれません。
さて、本書が、知的好奇心旺盛で人間好きな読者のみなさまの一助になれば幸いです。
支えてくれた多くの最愛なる助手、学生たち、それから……
偉大なる30人の魂に感謝の意を込めて。

                 2009年盛夏 軽井沢の研究室で資料に囲まれ記す
                               歴史学者 石黒謙吾

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