視覚障がいの方に寄り添う盲導犬とユーザーに生まれる深い絆。
出会いがあり、心の結びつきがあり、苦労があり、別れがあり、
かけがえのない思い出が残っていく。杖を持たずに自由に歩けること
で痛感する人間の「豊かさ」。その思いを痛感している、創立30周年を
迎える全日本盲導犬使用者の会の33人が、自らキーボードを打ち、
リアルなエピソードを綴ります。
■難聴にもなって盲導犬のありがたさを痛感
全盲夫婦と2頭で心を寄せ合って
■トロンボーンのステージではいつも一緒
「大天使アリエル」が導く奇跡で夫に出会う
■別れの時「ダウン」「シット」「ストレート」「ゴー」と
声を掛け力いっぱい抱きしめてあげました
■目だけでなく耳の役目も!
勇気をもらって手話劇団に聖火ランナー
■43年間を共に生きた4頭とのお別れの時
そして今、5頭目の娘とまた海外へ
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全日本盲導犬使用者の会
全国の盲導犬使用者が出身盲導犬協会の枠を超えて集まった日本で唯一の全国織。
1994年の創立以来、会員同士の親睦や情報交換、盲導犬の啓発活動など、精力的に活動
を続けている。2002年に公布された「身体障害者補助犬法」の成立に積極的に関わった。
同年には、会員とボランティアの44人が綴った『犬と歩いて… 盲導犬ユーザーの詩』
(全日本盲導犬使用者の会・著、石黒謙吾・編/ワニブックス)を刊行。2024年は創立
30周年にあたり、本書はその記念碑的な本である。
石黒謙吾
著述家・編集者。1961年、金沢市生まれ。著書には、映画化された『盲導犬クイールの一生』
『犬が看取り、猫がおくる、しあわせのホーム』『分類脳で地アタマが良くなる』
『図解でユカイ』『2択思考』『エア新書』など幅広いジャンルで多数。プロデュース・編集した書籍も、
『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(神田桂一、菊池良)、
『ジワジワ来る○○』(片岡K)、『負け美女』(犬山紙子)、『餃子の創り方』
(パラダイス山元)、『豆柴センパイと捨て猫コウハイ』(石黒由紀子)など280冊以上。
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