■<初恋><初体験><就職><結婚><出産><閉経><死別>…
■気鋭の文筆家が絞り出す、筆者とあなたの「ミラーエッセイ」
■初めて経験したあのときは…まだ訪れないターニングポイントは…
オモテからタテ組、ウラからヨコ組で読むホントに両A面な構造です。
人生の分岐はあまりにも細かくて膨大であるがゆえに、全問で私とまったく
同じ回答を選択をした他人は誰もいない。だいぶ同じ体験をしてきたね、と
共感し合えるときもあれば、どうしてそんなふうに捉えちゃうの、と永遠に
わかり合えないときもある。どんな幸福や充実感や成功体験、自尊感情にも、
どんな憎しみや悲しみ、妬みやコンプレックスや後ろめたさ、その他の負の感情 にも、元となった「節目」がある。そして、この組み合わせで混じり合った
複雑な味や色は、その人だけのものなのだ。
〜「はじめに」より
岡田 育
文筆家。1980年生まれ、東京出身。出版社勤務を経て2012年よりエッセイの執筆を始める。
著書に『ハジの多い人生』(文春文庫)、『嫁へ行くつもりじゃなかった』(大和書房)、
『天国飯と地獄耳』(キノブックス)、『40歳までにコレをやめる』(サンマーク出版)など。
2015年から米国ニューヨーク在住。
https://okadaic.net/
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