進化のレースに生き残ったのは私たちだった。
NHKスペシャル『恐竜VSほ乳類 1億5千万年の戦い』が1冊に!
美しいCGで描かれた、十数種類の恐竜&ほ乳類のビジュアルに加え、
番組中ではふれられなかったエピソードも満載。
番組プロデューサーとディレクターによる取材記を中心に、
ヒトへとつながる“進化の謎”が、わかりやすくまとめられています。
●人間はわずか数センチの小さなネズミからはじまった!
●33メートルの恐竜・スーパーサウルス巨大化の謎とは?
●200年生きる恐竜がいた!?
●最強の肉食恐竜・ティラノサウルスに「羽毛」が!
●恐竜を食べる! 私たちの祖先・レペノマムス
●ほ乳類より先に、恐竜が直立二足歩行を獲得した!
●鳥の祖先は恐竜だった!?
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……現在のほ乳類がなぜ、今のような姿なのか、なぜ今のような能力を獲得したのか。
そうした謎を読み解いていこうとすれば、恐竜の存在を忘れることはできない。
「恐竜がいた」という絶対条件のもと、ほ乳類は存在し、進化していったからだ。
恐竜VSほ乳類という対立の形で、
私たちに至る生命史を見ていこうというのも、それゆえである。
……(中略)……
私たちはなぜ、今のような存在として生きているのか――。
その謎はあるいは永遠に謎のままで終わるのかもしれない。
しかし、その謎を追い求めることを止めることはできない。
恐竜とほ乳類の1億5000万年を探ることは、まさにその追求のひとつなのだ。
(プロローグより)
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