犬が自分で考えることはなぜ重要なのか？


データとファクトとサイエンスこそが、犬と暮らすあらゆる局面で
最良の方法を選ぶ助けになる。犬の「なぜ」を丁寧に解き明かし、つね
に最良の方法を選択できる賢い飼い主になるための知識を提供します。
カナダ・ブリティッシュコロンビア州でベストセラー、北米で著名著者や
専門家などがこぞって絶賛した、愛犬家必読の一冊。

犬の健康と満足度を科学的な根拠に基づいて解説。うちに来たからには
世界一幸せにしたいと思うのが飼い主というもの。その希望に充分応える、
読み応えのある内容です。たとえば、犬の自主的な判断を尊重することはなぜ重要で、
どのような効果があるのか。犬が留守番をしている時と人間といる時の精神状態の違い。
犬の信頼を得るとはどういうことなのか。具体的な例を挙げ、やさしく解説します。
理由を理解できれば、犬との生活のなかで遭遇するあらゆる局面で、正しい選択が
できるようになります。日本でも翻訳書が出ている著名な動物行動学者や犬の専門家
がこぞって絶賛。「犬の幸福度チェックリスト」付き。

ザジー・トッド
心理学博士。科学的な根拠をもとに、犬や猫などの家庭で飼育されている
動物のケアについて探求している。その成果を書籍、動物行動学の専門誌、
ウェブなどに執筆。米国獣医動物行動学会準会員。本書がブリティッシュ
コロンビア州のベストセラーとなり、各メディアから「最も読むべき犬の本」
として取り上げられる。またドッグ・ライターズ・アソシエーション・オブ・アメリカ
よりマックスウェル・メダリオンを授与された。「ドッグトレーニングのハーバード大学」
ともいわれるジーン・ドナルドソンのアカデミー・フォー・ドッグ・トレーナーズを卒業。
著書に姉妹本『あなたの猫を世界でいちばん幸せにする方法』（日経ナショナルジオグラフィック）
がある。夫、犬1匹、猫2匹とともにカナダのブリティッシュコロンビア州メープルリッジに在住。
2012年開設の自身のブログ「コンパニオン・アニマル・サイコロジー」（companionanimalpsychology.com）
で、最新の科学的知見に基づくペットのケア方法を伝えている。


喜多直子
和歌山県生まれ。京都外国語大学卒業。訳書に『イヌ全史　君たちはなぜそんな
に愛してくれるのか』（日経ナショナルジオグラフィック）、『恐竜研究の最前線　
謎はいかにして解き明かされたのか』（共訳、創元社）、『サファリ』『ダイナソー』（大日本絵画）、
『名画のなかの猫』『ファット・キャット・アート──デブ猫、名画を語る』（エクスナレッジ）、
『アレックス・ファーガソン　人を動かす』（日本文芸社）、『THE REAL MADRID WAY
レアル・マドリードの流儀』（東邦出版）などがある。