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2013.3.3 チャート&分類部発想法&思考法部

■チャート発想+編集思考ゼミ、「6次元」で始めます

3月から、月イチで、自主講座始めます。

分類王・石黒謙吾の
■チャート発想+編集思考ゼミ

2013年3月〜 毎月第3火曜 19時半〜22時メド
(終わっても飲んでますのでだらだらおつきあいを笑)

以下かなり長くなりますが、気持ち入ってるので最後まで読んで頂けると嬉しいです。

この仕事はじめて30年経ちました。
今年の年賀状にも書いたんですが

<仕事では残したい本はがんがん残し、徐々にアートの活動も始めたい。
金は残せてないし、仕事もさほど残してないけど、人はもっとちゃんと残したい。
つまりは、著者としてはともかく、
編集者として30年で地道に積み上げた無形の財産、
心持ちや編集センスや人との接しかたを誰かに継ぎたい>

という気持ちがジワジワと湧き出てきています。
絵描きになろうと思ってて芸大3浪でドロップアウト(事実上1浪で…)。
絵がダメならなんとなく人よりできた国語かあ、っていうのと
キャンディーズ追っかけ時代にハマって好きになった雑誌の仕事につけば
伊藤蘭にインタビューで会えるかもという理由で
目指してもいなかったのになんとなく進んできたこの世界。
(激動でもないけど普通とも言い難い半生(はんまな、ではない))
ただ目の前にある電柱目指して走るように愚直に愚直に本作っていたら
積み上がってきたのは、ある意味職人的な、編集者という仕事の特殊技能と、
生っぽい人とのやりとりなど無形文化財(笑)が残った。
これと、松岡正剛さんにも「キミ、すごいね」と言われた、
自分でもハイレベルなクリエイションだと思う、分類王のチャート発想を
次世代に残したいなと思うようになりました。
客観的に見て、文化の端くれとはいえ
これはかなりもったいないことであるぞと。
そして、編集者志望者だけに限らないように、
どんな仕事にでも、考え方、生き方として当てはめられるような
講座をやりたいなあと。

ふつふつとそんなこと思っていて
一度、あるスペースに「実践的編集講座」をやりたいなと話したら
のってはいただいたのですが、受講料を一人一回5000円ぐらいに設定しないと
厳しいということになった。
僕はこれが高いと思い、やめました。
何度も続けてきてほしいのに、この金額では若い人は厳しいだろうと。
まあ僕はギャラいらないんだけど、先方の都合、
ビジネスとして成立させなければいけない事情もよくわかる。

そうしていったんはまあいいかと思っていたところで
今年の1月、荻窪の6次元に初めて行った。
『7つの動詞で自分を動かす』のトークイベントやりたいなと
持ちかけたら乗ってくれたので。

6次元と中村邦夫さんのことはツイッター、ブログで知ってはいたけど
お会いするのは初めて。
僕は直感で、これは間違いなく中村さんが好きなはずと確信していた、
ファイルを持っていった。
『編集会議』で30回連載していた分類王の企画「ch ART」。
これは、構造オチのアートになった
インフォグラフィックスとでも言っておきましょう。
説明難しいので見に来てください(笑)。

6次元で、中村さんと道前さんのい初めましてと挨拶して
最初に「これ好きじゃないかと思って」と出したらやはり大興奮(笑)。
僕の分類王仕事の本質は、業界的にはわかる人にはしっかり評価されてきたけど
特別にいだしてないからまだ多くの人に知られているわけじゃない。
でも中村さんには分類王の発想のクリエイティビティが瞬時にぱっと伝わった。
この人は相当僕の頭の中をわかっている。
やりとりから、とても思いやりに溢れた人だなあとも感じました。
その瞬間ここで講座をやりたいと伝えたら喜んで頂き即決。
えっと、端的に言ってしまうと、自己啓発とかビジネスとかメディア論とか
僕自身は興味ないし、中村さん同様、アートに触れているのが楽しい。
だからこの人がやってるところに集まる人は
僕のやってることが「通じる」人が多いはずだとも感じたし。
「類友」というやつですね。

そんないきさつで、定期で「石黒ゼミ」始めます。
:::::::
●前半は、実際の記事や本をもとに、チャート発想の講義っぽく話す。
★分類王としてのオリジナルな発想
後半は、みなさんが参加できるクリエイション&発想のワークショップ。
★編集者としての論理的な考え方
:::::::
いまのこところそんな2本立てのイメージ。
コースでの申し込みではなく、あくまで毎回ごとなので
ずっと来て頂けるのももちろん嬉しいし、
無理なく来られるときでもオッケーです。
参加者が固定ではないから、がっちりと毎回のテーマは決めず
ざっくりにして、メンバーの参加状況も見てライブにやっていこうかなと。
アミューズの掲げる「ライブイズム」ってやつで(笑)。
僕、講義やトークイベントでこういう細かいことまで決め込まず
臨機Oヘンリーに進めるの好きで、即応能力にはそこそこ自信あり。
講義は現場で変容することが大切だというようなことが、
内田樹さんの『街場の文体論』にも書いてあり意を強くしました。

●下に、想定する内容つけてあります。

参加費は、1500円ぐらいになりそう。
これ、内容から考えたらめちゃくちゃ安いと思います。
自分で言ってしまいますが(笑)、オーバーじゃなく。

なんといっても僕はノーギャラでやります。
あ、でも5000円だけ頂くんですがそれはこういうこと。

ノーギャラでいいんだけど仕事ならばあらゆることに対して
最低限費用を持ち出しをしないというのが
プロとして携えておくべき意識だと思ってます。
だから、5000円頂くことにしました。内訳はこう。
講座中からビール飲んでる上に終わっても楽しいから来た人たちと
話して飲んでる(笑)。
すると遅くなってさすがにタクシーでいいやとなり、
このタクシー代が3000円。
しかも飲んだあとラーメンと餃子とビール1杯で締めたくなるワルイクセがあって
これが2000円。
締めて5000円ぽっきり。

ちなみに、ついでなので講義等のギャラの話を。
ぶっちゃけますと、定期で講座受け持ってる「宣伝会議」の
「編集・ライター講座」では2時間弱の1コマ5万円頂いてます。
講演は、大学、学校、自治体、さまざまなイベントなどで行きますが
0円〜30万円まで規模、内容、目的などに応じてさまざまです。
盲導犬関連のボランティアでタダだったり、明確にお金が動くときには
しっかり頂いてます。
地方だと時間もなくなりますし、フリーでやっていくと
1回最低5万の意識は必要ですし。

このゼミをやることで自分自身の勉強でもあるし、
今後、大学等で講義するときの下地作りになりますので
僕も練習するぐらいのカジュアルさでリラックスして臨みます。

★申し込みスタートは、6次元のサイトやツイッター見ておいて頂ければ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★関連おまけの面白い話!!

大石蘭という東大4年生でライターの女子を、初回打ち合わせのとき
中村さんが呼んでました。
僕のチャート記事見て勉強しなさいって言ってたらしく。
打ち合わせずっと横で聞いてて終了したあと紹介されました。
『Spoon』で書名記事載ったばかりで見せてもらう。
それが、僕が『Hot-DogPRESS』編集者時代さんざん作りまくっていた
女子のタイプ別記事でした。
これがなかなかいいセンスしてるんですよ
そしてなにしろ名前が気になって、僕の話をしたら
なのんとお父さんが同じ年のキャンディーズファンで
そこで蘭と付けたと!!!
こんな強烈な引きがあっていいものでしょうかというぐらいの衝撃でした。
人生で大切なことはすべてキャンディーズに教わり、
人生の節目節目を大きく変えてきてくれた伊藤蘭。
石黒謙吾のキャンディーズ関連ネタ=取材受け用←全貌書いてます!

これはもう本作るしかない!
といま何度もディレクションして構成練ってます!

[チャート的ネタフラッシュ]・・・・・・・・・・・・・・・・・・

編集思考のあれこれについては以前に思いつきをメモったものあるので
下にあげておきます。
チャート発想については、ブログには少ししかあげてないので
雑誌やWEBでたくさんやってきたことをもとに解説していきます。
なんとなく近いのはここらへん。  

分類王的チャート思考の10段階構造

ビジュアル版 般若心経 by[ch ART]〜松岡正剛氏

いにしえ廣告

●自分史メモを作ることで思考・発想のクセを探る

●「2択」の基礎メソッドーAKB48、EXILE、社内の異性

[編集的ネタフラッシュ]・・・・・・・・・・・・・・・・・・

書きだしたの見てたら、
これ、本にできるじゃん! とたった今気付いた(笑)。

<イメージ>
★編集の思考100本ノック
★編集者の科学的発想
★編集の実際がわかる

【参考】ブログの中のカテゴリ「編集者部」アーカイブたくさん

●編集者は、工事現場の監督。何もしてなく見えて、いないとビルは建たない

●編集者が携えたい5つの素養
 【発想力】●思いつく ●企画に落とし込む ●構造を作る
 【推進力】●前に進める ●具体的に表す ●粘り腰 ●筋を通す
 【調整力】●バランスを取る ●和を保つ ●思いやり
 【求心力】●人に好かれる ●人望 ●ついていきたくなる雰囲気
 【知 力】●読む ●ディレクション ●直せる ●知識

●たたきあげの超現場的編集論ー理屈でっかちより動きでっかち
 あらゆる仕事に置き換え可能
 雑誌作り10年、書籍作り20年200冊の実践から絞り出した濃厚エキス

●編集者の3類型ー<映画作りに見立てたら>
プロデューサー型、ディレクター型、脚本家型
一人の中においてもそれぞれの要素の配分は無限のバリエーション。
石黒謙吾は、4・4・2 ぐらいか

●本作りは長い旅に似て…

●編集者は心理学者である
 人間的なやりとりがモノを動かし、生み出す
 ディレクションできないのはたんなるプロデューサー

●実践的な書籍企画の流れ

●書籍の企画を通すにはどこにどうやって出す?
「木造建築のような人間関係を…」

●編集者と言ってもジャンルで全然別の仕事
 男性週刊誌、エンタメ誌、カルチャー誌、女性誌、情報誌、マンガ誌、文芸誌、グラビア誌、児童書、 文芸誌  ファッション誌 スポーツ誌

●普通の原稿は誰でも書けるけど、直したり導いたりは誰でもできないから奥深い
 原稿のディレクションや朱入れができなければ話しにならない

●版元の内部にいないとわからないこと、外からじゃないと見えないこと

●流行の事象やかっこいいけど実体ない言葉に引っ張られていないか
 自問自答しつつ、自分で考え工夫する地アタマの公式化を意識

●ビジュアルへの見識なしに総合的編集者はできない
 視覚と認知、絵画技法の基礎を学ぶ

●装幀に関する考え方

●見出し作りの肝あれこれ >ワークショップ
 補完しあう言葉とは何か 
 参考文献『エア新書』概論より解説

●タイトル作りのパターン分類
  参考文献『エア新書』概論より解説

●アウトプットすれば自然にインプットされるという経験談

●台割こそが編集者の腕の見せ所 
 虫瞰を先にしてから俯瞰して仕上げる

●ビジュアルへの見識なしに総合的編集者はできない
 視覚と認知、絵画技法の基礎を学ぶ

●「取り立て」は、誠意、泣き落とし、脅し(笑)の使い分け

●この感動は書籍編集者としての原点です
 ナガオカケンメイ、1999年、25ページのミニ絵本

●考えるときは集中するな、とっちらかれ
 ツイッターやりながら編集作業するのはなぜか

●企画・発想の教材は、身の回りに転がっている。
 ポスター、看板、中吊り、ツイッター……

●見立て論入門ー知的クリエイションとしての地アタマが良くなるダジャレ講義
 <参考>ダイヤモンドオンライン連載
 ダージャリスト・石黒謙吾の 「科学するダジャレ」
 〜地アタマが良くなる知的メソッド

本の内容と目次すべては→ココ

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