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2010.5.24 イヌ部

『週刊東洋経済』ここまで来たペットビジネス- が良質!

今日発売になった、『週刊東洋経済』。
おととい土曜日に送られてきました。
経済のケの字も知らないので、もちろん定期送本であるわけはなく、
特集始める際に、特集全体に関わるいろいろな話をさせていただいたからです。
書評家でもありる、ライターの澁川祐子さん←が、
特集でいくつか企画を担当されるということで、
僕に参考になる話をざくざくっと聞こうではないかと
編集部のほうに進言していただいたようです。
ちなみに、澁川さん姉妹がやっている、
本のレビューサイト←と、自分用本の登録サイト←です。


アポが入った時、まず思ったことはこうです。
「経済誌でペット!? ビジネスの方向ならば僕の話では役立たないのでは?」
そして澁川さんと編集者のお二人がいらしゃったのは、4/13日。
週刊誌で、しかも発売日は5/24と1カ月以上先立ったので
お、これはかなり氣合い入ってるなと、ここでまず好印象。
さらに話が聞いていると、記事が目指すところがビジネスそのものより、
そこを取り巻く無秩序な実態など、みんなに実情を知ってもらいたい事柄を
掘り下げようという意識が伝わってきました。
そして、殺処分問題から始まり、ペット業者、獣医師、
葬儀、老犬のこと、身体障害者補助犬法、諸団体と寄付、ペットフードなど
隠れた部分をオープンにしてほしいテーマから、
アニマルセラピー、ヨガ、グッズ、マッサージなど、カジュアルなことまで
おおざっぱに、雑誌には書けないけど編集者には知ってていただきたい話まで
かなりしゃべりまくりました。

そして雑誌が届いたので読んでみたらこれが、ものすごくしっかり作られているのですよ。
硬軟混ぜたテーマの広げ方がバランス取れてますし、
ひとつのテーマから掘り下げていくポイントが的を得ていると感じました。
すばらしいです。
ぜひ、ペット飼ってない多くの方に読んでいただきたいです。

雑誌記事の作り方、テーマに対する真摯な姿勢がページに表れています。
雑誌の特性上<ビジネス>というキーワードからは離れぬようにしながら、
以下のようなタイトルの記事が並んでいます。

●高齢化で気になるペットフードの食と健康
●ペット保険〜
●競争激しい ペット獣医師
●乱立するペット関連資格
●ペットの葬儀・墓事情
●飼い主が直面する介護問題
●失われる生物多様性
●殺処分の現実ー <飼い主の責任、販売業者への規制強化>
●殺処分ゼロを目指す熊本市の取り組み
●普及進むマイクロチップ
●身体障害者補助犬ー受け容れ実態
●高齢者へのアニマルセラピー
●ペット同伴旅行の多様化
●ペット写真教室が隆盛
●ペット共生住宅、住民トラブルも
●ヨガから婚活まで ペットと24時間一緒
●年商30億の直販雑誌
●ペット育成ゲー厶が定着
●人気沸騰の動物タレント

澁川さんは、葬儀と墓、アニマルセラピーなどの記事を担当したようです。

カミサン←も、僕と関係ナシで、記事を1本書いてます。
<ヨガから婚活まで ペットと24時間一緒>という
この特集中では軽めの記事なのですが
なんと雑誌の基準で「ですます調」じゃなく「だである調」。
そんなものを初めて読んだので、まるで別人が書いたようでウケました。
そうそう、『犬と、いのち』の渡辺眞子さんの著者インタビューもありますよ。

↓ そのヨガのことはここにも載ってます

↓殺処分についての渡辺さんと山口さんの写文集

↓犬から届いた手紙という内容の絵本。やわらかいタッチで殺処分について伝え、
むしろあたたかい気持ちになると思います。

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